2002-10-29 ◆MUL、過去半年間に8%のシェア喪失 【ニューデリー】乗用車市場には復調の兆しが生じているものの、マーケット・リーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の市場シェアは下降線を辿っている。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月22日報じたところによると、今年上半期(2002/4-9)に乗用車市場は全体として4.1%の成長を記録したが、MULの販売ボリュームは12%ダウン、国内乗用車市場におけるMULのシェアは56.6%から48.06%に8%ポイント下降した。これは主にMULのブレッド&バター・モデル、Maruti 800の販売台数が昨年同期の7万3707台から6万1355台に16.7%の落ち込みを見たため。 Aセグメント(28万ルピー未満)に属するM800の売れ行き不振の原因としては、低金利ローンが利用できるようになったことから、少なからぬエントリー・レベルのバイヤーがBセグメント(28万-40万ルピー)カーを選択するようになったことが挙げられる。この結果、Hyundai Santro、Fiat Palio、Tata Indica等のBセグメント・カーの今年上半期の販売ボリュームは14.5%の成長を見た。MULもZen、Alto、Wagon R等のBセグメント・モデルを揃えているが、これらのモデルの販売は、M800の落ち込みを補うことができなかったばかりでなく、かえって4.3%の下降を見た。それに引き替えライバルSantroの販売台数は21.4%、Indicaのそれは27.4%の伸びを見た。 こうした中で、MULは7月にM800の価格を1万5000~1万8000ルピー引き下げ、他のモデルについてもその後値下げや値引きスキームを導入している。同社はこれにより少なくとも現在の販売レベルを維持できるものと予想している。