2002-12-02 ◆RIL、BRPLポリエステル事業の操業再開支援 【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、アッサム州拠点のBongaigaon Refinery & Petrochemicals Ltd(BRPL)と、後者のポリエステル・ビジネスを共同経営することに関する交渉を進めている。 エコノミック・タイムズが11月26日報じたところによると、両社幹部は最近ニューデリーで会合し、BRPLのポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)製造施設の操業を再開する提携方式に関して幅広い可能性を協議した。 IndianOil Corporation(IOC)傘下のBRPLはアッサム州に年間キャパシティー3万トンのPSF製造施設を有するが、同施設は2001年10月以来操業を停止している。 交渉の詳細は伝えられていないが、業界観測筋によると、国内ポリエステル市場を支配するRILは、BRPLに技術支援とマーケッティング・サポートを提供するものと見られ、RILが原料を供給する可能性も存在する。BRPLはポリエステル原料のジメチル・テレフタレート(DMT:dimethyl terepthalate)製造施設を有するが、これもかなり前から操業を停止している。このためRILがDMT原料のパラキシレンを供給する可能性もある。しかしBRPLは生産したPSFをこれまで通りBonpoly商標で販売するものと見られる。 BRPLが操業を停止した原因は、製品の値下がりと生産コストの上昇と見られる。BRPLのような小規模業者は、大規模業者と競争しながら薄利のポリエステル・ビジネスを続けるのは極めて難しい。 これに対して規模を誇るRILは、有利な地歩を固めており、BRPLとの提携も、企業買収や提携を通じ事業を拡張する戦略の一環と見られる。現在年間90万トンのポリエステル製造能力を有するRILは、2003年6月までに同製造能力を120万トンに拡大する計画だ。RILは過去数年間に多くの企業を買収し、その製造規模を拡張して来た。これらにはICIがマハラシュトラ州Mumbai近郊に設けたPSF施設やRaymond Syntheticsがウッタルプラデシュ州Allahabadに設けたポリエステル長繊維(PFY:polyester filament yarn)施設が含まれる。