2002-12-13 ◆バイオコン、US$3千万拡張計画に本腰 【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点のバイオテクノロジー会社Biocon Indiaは、150クロー(US$3102万)の事業拡張計画に拍車をかけている。これには新たにヒトインシュリン(Human Insulin)製造施設やバイオロジカルズ・プラント(Biologicals plant)を設けることが含まれ、後者は遺伝子組み替え薬品市場進出計画を加速する見通しだ。 インディアン・エクスプレスが11月10日報じたところによると、バイオコンのKiran Mazumdar-Shaw会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると株式公開(IPO)計画は証券市況の低迷から遅延しているものの、同社は豊富な資金源を有し、IPO以外の資金調達手段にも事欠かない。しかし好機が到来すれば依然としてIPO計画を実行に移す。 見積もりコスト50クロー(US$1034万)の、同社にとって初のヒトインシュリン製造施設は2003年3月までに完成、100クロー(US$2068万)のバイオロジカルズ・プラントは2004年1月の稼働が目指されている。 ヒトインシュリンに関してはShantha Biotechnicsとマーケッティング提携を結んでいるが、独自の製造施設が完成すれば、この方面の活動に拍車がかかる。市場レポートによると、バイオコンは市価を40~50%下回る価格でヒトインシュリンを販売するものと見られる。 バイオロジカルズ・プラントについてはモノクロナル抗体(mono-clonal antibodies)の製造が予定されており、取り分け抗癌薬領域に照準が合わされる。これにより同社は世界に先駆けてこの種の抗体のマーケッティングを手がけることになる見通しだ。バイオコン傘下の臨床試験専門会社Clinigeneも同計画に加わる。 一方、コレステロール抑制薬“Statins”の売り上げは、米国、欧州市場への輸出拡大が図られるため、同社売り上げに大きく寄与するものと見られる。同社売り上げは2005年には500クロー(US$1.03億)以上に達する見通しだ。ちなみに今年の売り上げは、昨年の180クロー(US$3722万)から250クロー(US$5170万)に拡大するものと見られる。バイオコンは、4種類の Statin - Lova Statin/Prava Statin/Simva Statin/Atorva Statin - の製造で市場をリードしていると言う。