2003-01-06 ◆首相、ヒンドゥー民族主義の暴走に警鐘 【パナジ】Atal Bihari Vajpayee首相は、大晦日に発表した“Musings from Goa”と題する新年のメッセージの中で、最近国内に生じた急進主義に触れ、「一部の者によりヒンドゥトゥヴァ(Hindutva:ヒンドゥー民族主義)の主旨が狭小で、硬直した、過激なものにすり替えられている」と遺憾の意を表明、「ヒンドゥトゥヴァは自由で、開放的な主張であり、如何なる状況の下でも、不健全な意図や憎悪、異なる社会集団間の暴力を肯定するものではない」と強調した。 ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが1月1日報じたところによると、年末にゴアで休暇を過ごした首相は、この日、名指しにすることは避けたものの、Vishwa Hindu Parishad(ヒンドゥー原理主義グループ)との距離を保ち、またグジャラート州議会選挙後ますます強硬な主張を唱えているサンガ・パリバール(Sangh Parivar:Rashtriya Swayamsevak Sangh=民族奉仕団の中核グループ)と中央政府の間に一線を画すことを図ったものと見られる。 首相はさらに、「自分は、全ての思想・信条を尊重し、宗教・宗派の相違により国民を差別せぬことを基本理念とする世俗主義に立脚しており、世俗主義はインドのナショナル・コンセプトである」と指摘した。