2003-01-10 ◆NCL、3種類のキラル薬品開発 【バンガロール】マハラシュトラ州Pune拠点のNational Chemical Laboratory (NCL)は、3種類のキラル薬品化合物(chiral drug compounds)を開発した。これらの薬品は今年末までに市場に投入される見通しだ。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月8日報じたところによると、NCLのDr Mukund Gurjar副所長(Deputy Director)はインド科学会議(Indian Science Congress)の会場で同紙に以上の消息を語った。それによると、これらの薬品とは、喘息治療薬“Rサルブタモール(R-Salbutamol)”、“抗ヒスタミンCitrizine”、“ベータ遮断抗体アテノロール(Atenolol)”。科学産業調査評議会 (CSIR:Council of Scientific and Industrial Research)傘下の研究所NCLは、やはりPune拠点のEmcure Pharmaceuticalsと提携し、化学物質の開発と商業化を図っており、2002年末には、別のキラル(光学活性体)薬品Sアムロジピン(S-Amlodipine)をお披露目し、話題を呼んだ。SアムロジピンもEmcureにより商業化が図られている。 Asomex商標で販売されているアムロジピンは、単体バージョンの特許権が切れる2005年以降に市場の大幅な拡大が望める。目下、アムロジピンの市場規模は110クロー(US$2275万)で、キラル・バージョンの売上げも15クロー(US$310万)に達している。 キラル薬品は70歳以上の高齢者に投与しても安全なことが確認されており、少量の投与で、コレステロールを引き下げることができ、値段も安い。 キラルは薬品の効率を高め、開発コストと製品価格を引き下げることができ、しかもオリジナル薬品の特許権が切れた後も特許権を享受できると言う。