2003-01-29 ◆尿素の国内在庫レベル171万トンにダウン 【ニューデリー】インド国内における尿素の在庫水準は、消費が低迷しているにも関わらず2001年12月末の190万トンから2002年12月末の171万トンに下降した。 ビジネス・スタンダードが1月27日報じたところによると、尿素の2002-03年の出荷量は489万トンと、2001-02年の517万トンに比べ5.5%下降した。政府筋によると、2002-03年の生産量が僅かに下降したため、消費の落ち込みに関わらず、在庫水準は膨張せず、かえって縮小した。経営難に陥っていた一部の肥料工場が操業を停止したことも、在庫水準の下降につながった。塩化カリ(MOP:muriate of potash)の在庫も同期間に33万トンから25万5000トンに下降した。しかし燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium phosphate)の在庫は50万9000トンから57万2000トンに拡大した。 肥料業界は、7-9月の不順なモンスーンと目下直面する厳しい寒気を、今会計年度の主要な懸念材料としている。一部の肥料工場はカリフ作物(kharif:初冬収穫作物)にとって最も重要な7-9月に大幅な生産削減を行った。カリフ・シーズンの肥料消費は20%以上下降、ラビ(rabi:春先収穫作物)シーズンを迎えた今も回復していない。国内の大部分の地域が厳しい寒気に襲われ、ラビ作物は打撃を受けた。肥料業界はラビ・シーズンに肥料消費が顕著に回復するものと予想していたが、同期待は実現しなかった。