2003-02-21 ◆ソニー、フラットTVの低調な売れ行きに落胆 【ナグプル】Sony Indiaの今会計年度売上げは昨年比13%増の680クロー(US$1.4億)に達する見通しだが、同社はソニー製品に対する市場の反応に満足していないようだ。 ビジネス・スタンダードが1月19日伝えたところによると、ソニー製品の専門ショールーム“Sony World”チェーン店の開所式を主宰後記者会見したSony India Private Limitedの石井重役(MD)は「フラットTVにインド市場が旺盛な反応を示すものと期待していた」と、期待はずれの売れ行きに失望の意を表明した。それによるとカラー・テレビジョン(CTV)販売はソニー・インディア売上げの60%を占め、同社はフラットTV市場の40%のシェアを握っているが、CTVマーケット全体に占めるシェアは極めて小さい。 欧州、米国、シンガポール、香港ではフラットCTV販売がCTV販売全体の80%を占めており、このためソニーは従来型CTVの製造を停止した。しかしインドにおけるCTV販売が年間600万台に達するのに、フラットTVの販売台数は50万台に過ぎない。フラットTV市場は成長の兆しを見せているものの、満足できる水準には遠く及ばない。 ソニーは、ハリヤナ州の工場でCTVとミニ・ハイファイ・オーディオ・システムのみを製造、ハイエンドTV、オーディオ、DVD、ホーム・シアター、ハンディカム等、他の製品は全て輸入している。しかし高率な税制によりグレー・マーケットの隆盛を生じている。このためソニーは輸入関税の一層の引き下げを期待している。 来年800クロー(US$1.65億)の売上げ達成を目指すソニー・インディアは、来年度末までにディストリビューション網を10%拡張する計画だ。目下のところ、ディストリビューター29社、サブ・ディーラー1000店を擁し、メトロ地区にはソニー直属のディーラー300店の他、公認サービス・ショップ100店を有すると言う。