2003-03-14 ◆ERP市場の成長鈍化 【ニューデリー】企業全体の経営資源を総合的に活用・管理し、経営の効率化を図る『ERP(Enterprise Resource Planning :企業資源計画)』ソフトウェア市場は、厳しい経済環境から成長の鈍化を見ている。 インディアン・エクスプレスが3月12日、市場調査会社IDC Indiaのデータを引用し報じたところによると、実際のところインドのERP市場規模は2000年に217クロー(US$4487万)に達した後、2001年には17%減の192クロー(US$3970万)に縮小、2002年には12.8%増の215.7クロー(4460万予想値)まで回復したものの、2000年のレベルには達しなかった。加えてソフトウェアと据え付けサービスを含めたトータルERP市場は2001年に562.2クロー(US$1.163億)に達したが、2002年にはほとんど横ばいの569.2クロー(US$1.177億)にとどまった。とは言えERPソフトウェア市場は、2001年から2006年の間に年率10.4%の成長を遂げ、800クロー(US$1.654億)に達するものと予想される。 IDCの上級アナリスト、Dinesh Jindal 氏によると、過去2年間には少なからぬインド企業がERP導入計画を見送った。インドにおけるCRM(customer relationship management)/ERP/SCM(supply chain management)のコンバージャンス需要は拡大しており、トップERPソリューション会社には、SAP、Oracle、QAD、Ramco Systems、Baan Indiaが名を連ねている。この内SAPが59.6%のシェアを占めトップ、Oracleが6.1%のシェアで2位につけている。 ERP市場は少数の大型契約により牽引されているが、ベンダーらは中小企業市場の開拓に重心をシフトしつつあり、その結果価格面のプレッシャーが急速に増大、大幅な値下がりも生じている。 企業がERPソフトウェアを選択する際注目する点には、カスタマイズの程度、既存プラットフォームとの互換性、各業種のニーズに応じる個々の機能が挙げられると言う。