2003-03-17 ◆鉄鋼業界、新年度早々に再度値上げ準備 【ニューデリー】国内鉄鋼産業は新たな値上げを準備しており、今回は熱間圧延(HR)コイルのみならず、冷間圧延(CR)コイルと亜鉛メッキ製品(GP)も値上げされる見通しだ。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月14日、業界筋の消息として報じたところによると、具体的値上げ幅は今月の最後の週に決定され、新価格は新財政年度から発効するものと予想される。 業界筋の予想する値上げ幅は、HR製品がトン当たり500~700ルピー、CR製品が同900~1000ルピー、GPが同1000~1200ルピー。これまでCR/GP製品の値上げは抑制されて来たため、今回はCR/GP製品の値上げ幅がHR製品を上回る。 値上げの原因の一つには、輸出の急増が予想されることが挙げられる。米国政府は、国内鉄鋼業界に3月半ばから既存の受注分を除き、輸出をストップ、政府方面の需要増に応じる準備を整えるよう指示した。 米国は今年1月と2月に約200万トンの鉄鋼製品を中国に輸出、その結果、中国国内に鉄鋼製品の滞貨が生じ、港湾にも混雑が発生した。今年初の中国における鉄鋼価格はトン当たり360米ドル前後だったが、米国はトン当たり345~350米ドルで輸出した。これは米国における価格がトン当たり310米ドル前後だったためで、同期間、インド鉄鋼業界はこうした状況に不安を抱いていたが、今や不安は解消したと言う。