2003-03-21 ◆海綿鉄業界、コスト・アップで苦況に 【ニューデリー】国内海綿鉄業界はインプット・コストが10~15%アップし、苦境に立たされている。主要原料とされる鉄鉱石のトン当たり価格は、1ヶ月前の700~800ルピーから1000~1200ルピーにアップ、これに伴うインプット・コストの上昇が海綿鉄業界のマージンに影響を及ぼしている。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月18日報じたところによると、海綿鉄製造業者協会(SIMA:Sponge Iron Manufacturers Association)のS S Bhatnagar理事は、「海綿鉄業界はコスト・アップを顧客に転嫁できない状況にある」と語った。同氏によると、鉄鉱石の必要量は2002-03年の550万トンから2003-04年の680万トンに拡大にする見通しで、非コークス用炭の供給不足も状況を一層悪化させている。しかし政府は非コークス用炭の輸入関税引き下げに応じていない。来年は、70万~80万トンの製造能力が追加されるため、原料不足は一層深刻化するものと見られる。 Monnet Ispat Ltd (MIL)のSandeep Jajodia重役(MD)によると、中小規模の海綿鉄業者が最も深刻な打撃を受けている。また今年末までには中規模の海綿鉄工場多数が稼働する。 インドは世界最大の海綿鉄生産国で、年産量は、2001年の559万トンから2002年の653万トンに拡大した。 Bhatnagar氏によると、業界は、天然ガス、非コークス用炭、鉄鉱石等、主要原材料の供給面で、政府の継続的な支援を必要としていると言う。