2003-03-21 ◆今夏はエアコン市場の熱気上昇 【ニューデリー】今年の夏は、各社による値下げと大量の新製品登場で、エアコン市場の熱気が高まりそうだ。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインは3月19日の紙上で、「家電メーカーのラスト・ワードを耳にしたと感じても、息を殺してさらに様子を見るべきだ」と消費者にアドバイスしている。 これはJaswant Singh蔵相が、新年度予算案の上程に際して消費税率の32%から24%への引き下げを発表したためで、「エアコン業界各社はそれぞれの戦略を実行するのに先立って蔵相の口からこの一言を聞くのを待ち望んでいた」とリサーチ・アナリストらは指摘する。それによると、蔵相の発表を受けて主要プレーヤーは値下げに踏み切り、新参者もこの機に乗じて応分のパイ獲得を図るものと見られる。このため市場はいやが上にも沸騰すると言う。 消費者用電子/テレビジョン製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and Television Manufacturers Association)筋によると、1.5トン・カテゴリーのエアコンは約1000ルピー(US$21)値下がりするものと見られる。 NFO-MBL Indiaのリサーチ・マネージャーRajesh Kumar氏は、「エアコン市場は過去数年顕著な成長を遂げており、新参者を迎え入れるのに十分な年間50万~55万ユニットの規模に成長している」と指摘した。 昨年の成長率はユニット・ベースで20~25%に達し、大幅な値下げがなされたにも関わらず価格ベースでも15%ほどの成長が見られた。LGとVoltasがこうした市場成長の主要な恩恵を享受したが、他のニュー・プレーヤーもそれぞれ成長を遂げた。 Kumar氏によると、最大の成長を見たのは、スプリット・エアコン市場で、同セグメントは市場全体の中ではまだ小さなシェアを占めるに過ぎないが、SOHO(small office home office)部門の需要に支えられ、目覚ましい伸びを見た。 新参のOnidaも、長年にわたって築いたブランド・イメージとハイ効率なディーラー網を梃子に、カラー・テレビジョン(CTV)市場に類似した特徴を有する同セグメントに成長の機会を見い出すものと予想される。 また各社によりコンフォート、サイレント、ヘルス等、様々なフィチャーが宣伝されているものの、この夏にはやはり値下げが最大の牽引役を務めるものと見られる。 CETMAは今年、エアコン市場が20%の成長を遂げ、100万台の大台に乗るものと予想している。