2003-04-23 ◆キヤノン、複合機市場の開拓目指す 【ハイデラバード】Canon Singaporeが完全出資するCanon Indiaは、デジタル複合機(MFD:multifunctional device)、デジタル・カメラ、消耗品が2003年度の高成長部門と見なし、これら3品目の市場開拓に力を入れる。 エコノミック・タイムズが4月17日報じたところによると、Canon India消費者用映像・情報機器部門のAlok Bharadwaj取締役兼GMは同紙に以上の方針を語った。それによるとインド市場は依然として揺籃期に有るが、大きな潜在性を備えている。成長期の市場への進出は、成熟した市場への進出より容易と言える。MFDは、デスクトップ・パーソナル・コンピューター(PC)周辺機器の中核技術が単一の製品に集約化されたもので、今後の値下がりとともに、向こう3年にわたり市場の拡大が見込まれる。2002年に202クロー(US$4177万)の営業額を実現した同社は2005年までに500クロー(US$1.034億)の達成を目指す。同売上げにはMFDとデジタル・カメラが大きく貢献する見通しだ。キヤノン・インディアは向こう6ヶ月間にデジタル・カメラを発売する。ベース・モデルは1万~10万ルピー、専門家向けは約50万ルピーになる。 また2005年以降の発売を目処にカメラとビデオ・カムコーダの機能を合体した新世代の製品も準備している。 キヤノン・インディアはそのビジネスをボリューム・ビジネス(消費者用製品/マス・オフィス製品)とバリュー・ビジネス(ハイエンド・ネットワーク・ソリューション製品)に再編した後、個々のセグメントに的確に照準を合わせることができるようになった。消耗品市場におけるシェアは2002年の15%から2005年までに30%に拡大される。 業界の予測によると、MFDの国内売上げは2001年の2万1750台から2002年の4万7500台に拡大、2004年末までに20万台に達する見通しだ。 MFD市場の成長は主にインクジェット・カテゴリーに牽引される見通しで、同カテゴリーに限っては2001年の1万1000ユニットから2002年の2万9300ユニットに拡大した。 市場調査会社IDCによると、MFD市場は少なくとも2005年まで年率100%以上の成長を維持する見通しだ。このためXerox、Canon、Hewlett-Packard等のグローバル・メジャーがインド市場に注目していると言う。