2003-05-09 ◆金融機関、鉄鋼価格動向を注視 【ムンバイ】市場のベンチ・マーク価格をベースに鉄鋼会社の債務再編に取り組んでいる金融機関は、内外の鉄鋼価格の推移を注意深くモニターしている。 エコノミック・タイムズが5月7日消息筋の言として伝えたところによると、金融機関はトン当たり1万5000ルピーをベース価格としているが、現在の国内価格はトン当たり1万8500ルピーのレベルにある。国際価格は、主に中国の需要軟化から過去2ヶ月間にトン当たり290米ドルに30米ドルほど下降したが、中国が5月24日に新たな四半期契約の発注を行うのに伴い、価格の回復が予想されている。 ベース・グレードの熱間圧延コイル(HRC)の価格は最近軟化したものの、製造過程で用いられる各種インプットのコストは上昇基調を辿っている。例えば高炉で用いられるコークスと鉄鉱石は過去2ヶ月間に急騰、この他、スクラップ、条鋼、ペレット等も値上がり傾向を見せている。輸入コークスはトン当たり150米ドルから160米ドルに、鉄鉱石はトン当たり7%増の21米ドルに、それぞれアップした。鉄鉱石の値上がりは主に中国が輸入を拡大したため。Rio TintoやBHP Billiton等の主要生産者は、昨年行った2.4~5.5%の値下げに見直しを加える可能性を示唆している。業界筋はイラクの再建が進む中でHRCの価格も回復するものと予想している。