2003-05-12 ◆地場鉄鋼メジャー、HR製品の再値上げ準備 【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd (SAIL)/Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)/Essar Steel Ltd(SEL)等の国内主要鉄鋼メーカーが、向こう数ヶ月間に熱間圧延(HR)鋼製品を再度値上げする可能性が予想されている。 ビジネス・スタンダードが5月8日報じたところによると、業界アナリストは西アジア情勢が安定したことから鉄鋼需要が拡大するものと見ている。 SAILオフィシャルは「マーケット・コンディションは改善しおり、2、3ヶ月内に僅かな値上げを行う可能性を検討している」と述べ、ESLスポークスマンも「市場動向は向こう数ヶ月間に価格と需要が共に上昇することを示しており、我々は6月に見直しを行い、内外の状況に従う」と語った。 現在HR製品はトン当たり約1万8500ルピーのレベルにあり、アナリストは中国も数ヶ月内にスランプを抜け出すと予想している。某アナリストは「中国は重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)に伴うスランプを数ヶ月内に乗り越える見通しで、その影響は深刻なものにはならないと期待している」と語った。 SAILは5月にHR製品の価格を変更しなかったが、ESLはトン当たり750ルピーほど値下げ、在庫の一掃を図った。鉄鋼メーカーらは3月と4月に市場動向に倣って僅かな値下げを行った。 これまでHR製品の値下げを要求して来た冷間圧延鋼製造業者協会(CRSMA:Cold Rolled Steel Manufacturers Association)のSC Mathur常務理事(ED)は「ここ数ヶ月のHR製品の急騰を市場は吸収できなかった。このためHR製品の輸入も拡大した」と語った。