2003-06-20 ◆住友電装、完全出資子会社設け投資機会物色 【ニューデリー】住友電装は、インドにおける投資機会を物色するとともに、将来の投資事業の持ち株会社の役割を務める完全出資子会社を設立する。 エコノミック・タイムズが6月18日伝えたところによると、新会社はまた自動車及び自動車部品業界を対象にマネージメント・サービスやコンサルタンシー・サービスを提供することを目指している。こうした動きは、インドにおけるプレゼンスを強化するためのより大きな計画の先駆を成すものと受け止められる。 住友電装は現在デリー拠点のMothersonグループと、自動車用ワイヤハーネスの製造に関わる合弁会社Motherson Sumi Systemsを設けており、同合弁会社に25%出資している。このため住友電装は、Mothersonグループから完全出資子会社の設立に対する同意書(no objection certificate)を取得したものと見られる。新会社の払込資本は不明だが、当初は少額にとどめ、実際の投資計画が具体化した後に、増資するものと予想される。 自動車の電気系統が益々複雑化する中で、ワイヤハーネスは最も急成長する製品グループの1つになっている。Motherson Sumiは、Delphi Auto Systemsがインドに工場を設けるまで、過去数年にわたりインドにおける総合的ワイヤハーネスの製造をほとんど独占して来た。米国拠点のTyco Electronics Corporationが第3のワイヤハーネス・メーカーとして最近登場しており、地元のMinda IndustriesやIndustrial Electronicsはローテック・セグメントを手がけるフリンジ・プレーヤーの役割に甘んじている。 ワイヤー・ハーネスの製造は労働集約的部門でもあることからインドは、米国や欧州車両向けワイヤー・ハーネスのアウトソーシング・ベースとして浮上しつつある。Motherson Sumiはフォードから、Delphi Auto SystemsはGMから、それぞれアウトソーシング契約を獲得している。