2003-07-07 ◆三菱商事、インド市場開拓に本腰 【ニューデリー】三菱商事はインドを世界の6つのエマージング・マーケットの1つとして位置づけ、その開拓に本腰を入れる構えだ。 インディアン・エクスプレスが7月3日報じたところによると三菱商事の北川靖彦地域総括部長(GM)は同紙に以上の消息を語った。ちなみにインドと並んで同社がアジアにおけるもう1つのエマージング・マーケットとして選んだのはベトナム。三菱商事は同戦略に基づきインド連絡事務所を、2003年5月1日付けで子会社インド三菱商事会社(Mitsubishi Corporation India Pvt Limited)に格上げした。中期目標は組織面でも、インフラ面でも強力なプラットフォームを構築し、インド三菱商事のASEAN諸国との輸出入ビジネスやインド国内ビジネスの成長を加速するとともに、同グループが保持する金融/信用/ロジスティクス/システム等の強味を梃子に単なる輸出入の枠を越えた総合ビジネスを展開すること。 インド三菱商事のハラ・ユウジ会長は、同社はまたインフラ開発にも関心を抱いているとするとともに、「大部分の日本企業は、インドの経済改革のテンポが遅いため、投資も時間をかけてゆっくり行うことができると考えているが、我々はバスに乗り遅れるようなことはしない」と付言した。 インド三菱商事の2002年の年商は9億米ドルをマーク、これにはDelhi Metro Rail Corporation (DMRC)に対する車両の納入、小エビの対日輸出、化学品・繊維・石油製品・機械・金属・海鮮食品・石油化学品貿易が含まれる。また地元と合弁のSnowman Frozen Food Ltdは冷凍品のロジスティクス全国網を経営している。