2003-08-20 ◆室内エアコン市場、過去5年間に19.1%成長 【ニューデリー】インドの室内エアコン市場は、値下がりと夏期の高温、取り分け北部地区を襲った熱波に助けられ、1998-2002年の間に複合年間成長率(CAGR:compounded annual growth rate)19.1%の成長を遂げた。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月18日伝えたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)の最新市場調査レポートは以上のように報告している。 消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)も、その報告書の中でエアコンは、冷蔵庫やテレビジョンに比べれば依然として第3の購入対象にとどまっているものの、中流所得層やSOHO(small offices home-office)部門の旺盛な需要に支えられ、売上げの急速な拡大を見たと指摘している。 ブランド品とノンブランド品の価格差の縮小もこうした成長に寄与した。現在エントリー・レベルのブランド・エアコンの価格は1万8000ルピーだが、間もなく1万2000ルピーまで下降するものと見られる。Cetma幹部は、向こう3年間エアコン市場は年率約20%の成長を遂げるものと予想している。 インドでは1年間に販売されるエアコンの70%近くが3-5月の夏期シーズンに取引されている。ICRAオフィシャルによると、ルーム・エアコンの値下がりと熱波の影響で、一般家庭にとってもエアコンは最早贅沢品ではなく必需品になりつつある。このことが産業用や商業用エアコンに比べ、家庭用エアコンが急成長する原因になっている。これまで政府部門はエアコンの主要バイヤーを務めて来たが、今後そのシェアは縮小するものと見られる。またスプリット・エアコン領域に顕著に見られるように、付加価値モデルが普及しつつあり、こうした趨勢の下、ノンブランドのシェアは一層縮小するものと見られる。 東西南北4地区の中では北部が最大の市場を成し、西部地区がこれに続いている。また州別では、デリーが国内エアコン市場の32%を占めトップ、以下、マハラシュトラ、タミールナド、パンジャブ、アンドラプラデシュの順となっている。