2003-09-12 ◆蔵相、グッド・フィーリング維持に注力 【ニューデリー】外的環境の改善、ルピー相場の安定、低インフレ、政府財政の健全化、株式指数の復調は、何れも“フィール・グッド・フィーリング”に寄与しており、こうしたフィーリングを持続する必要がある。 インディアン・エクスプレスが9月10日報じたところによると、国家財政の切り盛りを引き受け14ヶ月を経たJaswant Singh蔵相は、同紙のインタビューに対し以上のように述べ、国内経済の現状に満足の意を表明した。同相によると、懸念すべき点は、新規投資が依然として低迷していること。新規プロジェクト実行遅延の考えられる理由の1つには、次年度予算で輸入関税が一層引き下げられることに対する期待が挙げられる。蔵相は間もなく同問題に解答する考えを明らかにした。 最近国際通貨基金(IMF)と世界銀行はインド政府財政の健全性に対する懸念を重ねて表明したが、中央政府と州政府の財政状態は改善している。蔵相は、両行が何故、フランスの財政赤字を取り上げないのか理解に苦しむと付言した。 外貨準備の拡大と、ルピー相場の緩やかな強化は、喜ばしいことで、懸念材料ではない。ルピー高によりインド経済は打撃を受けておらず、国内企業は、この機に乗じて海外投資を積極化すべきである。 蔵相はまた、繊維、農業、住宅部門に関わるパッケージを近く発表、新規投資を促し、雇用機会の拡大を図る方針を明らかにした。