1995-09-19 ◆<星>技術者不足がディスク・メディア産業に陰影 【シンガポール】シンガポール政府が成長産業として期待をかけるディスク・メディア業界にシリコン・バリー・スタイルの技術労働者争奪戦が生じる可能性が予想されている。 これまでにホヤ、シーゲート、ストーメディア、コナー・パリファラルズの4社が総額2億Sドルにのぼるディスク・メディアの製造計画を発表しており、これら4社の生産能力は来年初には年間4000万ユニットに達する。ホヤ・マグネティクスのシガキ取締役によれば、ディスク・メディア製造はまだ誕生間もない産業のため、スタッフの確保は容易でない。同社は必要とする90人のスタッフの内、これまでに18人を雇用、近く米国及び日本に派遣して訓練を施すが、残りのスタッフの確保は益々困難になるものと見られる。とは言え他社からの転職者か否かを問わず、スタッフの確保に全力を投じる計画と言う。一方、シーゲートはガンバス・アベニューの工場に500人の雇用を予定、コナーは増設される3つの生産ラインが稼働する来年初までにその従業員をこれまでの230人から600人に拡大する計画だ。コナーの当地子会社CDDのボブ・スミス副社長は「人材獲得競争は決して不快とばかりは言えない。魅力的で、チャレンジに富んだ職場環境は労働者の励みとなり、この方面の技術者を増加させる積極的な効果も期待できる」と語る。 経済開発局(EDB)スポークスマンはこの点に関して、「EDBは短期的措置として企業レベルの訓練計画に財政支援を提供するとともに、高等教育機関の関係カリキュラムの編成を支援する」としている。(BT:9/18)