2003-10-01 ◆EU向け電子部品輸出急増、対米輸出激減 【ニューデリー】昨年は欧州連合(EU)がインド製電子コンポーネントの最大輸出市場として急成長した反面、米国とカナダから成る北米市場向け輸出が急減した。 エコノミック・タイムズが9月28日、電子製品/コンピューター・ソフトウェア輸出促進委員会(ESC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)の発表を引用し報じたところによると、インドの電子部品輸出は2001-02年の2200クローから2002-03年の2400クロー(US$5.23億)に9%成長した。インドから輸出される電子部品には、プリント配線基盤(PCB)、ヘッドスタック、組み電線部品(wire-bound components)が含まれる。 2002-03年のEU向け電子部品輸出は前年の677クローから1002クロー(US$2.185億)に48%ジャンプ、インドの電子部品輸出総額に占めるEUのシェアは2001-02年の31%から2002-03年の42%に拡大した。 シンガポール/香港/その他の東南アジア地域向け輸出は2001-02年の462クローから2002-03年の562クロー(US$1.225億)に22%アップ、米国に替わり第2の輸出市場として浮上、米国は3位に後退した。EUの急成長とは対照的に北米向け輸出は2001-02年の592クローから2002-03年の405クロー(US$8832万)に31%下降した。 中東市場向け輸出は181クロー(US$3947万)と、電子部品輸出全体の7.5%のシェアを占めた。日本/韓国/その他の極東諸国向け輸出は前年の126クローから122クロー(US$2660万)にダウンした。 以下、オセアニア向けが46クロー、EU以外の欧州向けが35クロー、アフリカ向けが33クロー、ラテン・アメリカ向けが18クロー、ロシア/独立国家共同体(CIS)向けが5クローと続く。 ESCのDK Sareen常務理事(ED)によると、ESCは北米向け輸出が大幅に縮小した原因を調査している。米国経済の全般的リセッションとインドの代替市場開拓努力が、こうしたトレンドの背景に存在するものと見られる。何れにしても何らかの新たな原因が見い出されたら、対策を講じ、重要市場への輸出拡大を図ると言う。