1995-09-19 ◆<馬>セメント市場は依然魅力に乏しい 【クアラルンプル】マレーシアのセメント市場は10%の価格引き上げと新たな投資奨励措置に関わらず、外国投資家にとっては依然魅力に乏しい市場と言う。 メキシコ拠点の世界第4位のセメント・メーカー、Cemexインコーポレーテッドのフェリックス・マテオ・ガルシア国際戦略課長によると、東南アジアは1995~97年の間にセメント不足に直面する見通しで、国際セメント・メーカーはアジア太平洋地域におけるセメント製造拠点のハンティングを行っているが、低い投資収益率と低統制価格からマレーシア市場は外国投資家により敬遠されている。1工場当たり3億5000万~4億米ドルの投資を必要とするセメント製造事業の性格から外国投資家のバックアップは不可欠で、政府は更に魅力的な奨励措置を導入する必要がある。またマレーシア政府はセメントの輸入に関しても積極的施策を欠いている。マレーシアのセメント価格は域内では最低レベルに有り、輸出業者もマレーシアを主要な、或いは長期的な輸出先と見なしていないと言う。 セメント業界筋によれば、既存のセメント工場を拡張するにしろ、新規工場を建設するにしろ、マレーシアの今日のセメント不足が短期的に解決される見通しはない。仮に最近の値上げと奨励措置により投資家が腰を持ち上げたにしても、設備拡張には調査、計画立案、資金調達に6カ月を要し、加えて既存施設を拡張する場合は更に18カ月、新工場を建設する場合は24カ月の工期を要すると言う。(STAR:9/18)