2003-10-13 ◆フォルクスワーゲン、インド進出計画を急停止 【ムンバイ】Volkswagen(VW)は事業化調査に多大の時間と労力を費やした後、フォルクスワーゲン・ブランドのインドにおける販売計画の実行を見送った。 エコノミック・タイムズが10月9日報じたところによると、VWチームがアンドラプラデシュ州やタミールナド州等、インド各地を視察したことから、過去数ヶ月同社がインドにいよいよ進出するとの憶測が高まった。取り分けこれら両州の政府は様々な優遇措置をオファーし、VWの誘致にしのぎを削っていた。しかしVWオフィシャルは、「現在はSkodaブランドに照準を合わせ、同ブランド・モデルの生産を補強する」と語った。 VWのインド市場進出計画棚上げの理由としては、インド市場において価格面でも競争力を発揮し得るモデルを保持しない点が挙げられる。同社のGolfにしろPoloにしろ、インド市場に投入する際は、SkodaのOctaviaを下回る価格に設定する必要が有る。しかしVWは、そのようなことは不可能と判断したものと見られる。 一方、VW傘下のSkoda Indiaは、向こう1年間に少なからぬ新モデルを発売する計画だ。目下のところOctavia1モデルだけだが、2004年3月にはSuperb、同4月にはLaurin and Klementを、それぞれ発売する。排気量28リッターのSuperbは当面完成車輸入され、260万ルピー台で発売される。同車はMercedes Eクラスにランクされる。しかし地元の納入業者が確保された段階で、完全ノックダウン(CKD)キットの輸入に転換される。また2004年の適当な時期にBセグメントのFabiaが発売される。ディーゼル・エンジンを搭載したオートマチック・バージョンのOctaviaも来年6月に発売が予定されている。 関税率の変更に伴いOctaviaの製造はセミ・ノック・ダウン(SKD)からCKDベースに転換された。マハラシュトラ州Aurangabad近郊Shendreに建設中の新工場は来年2月半ばまでに稼働する。Skoda Indiaは、7年内に約5600万ユーロを投資することをインド政府に約束していると言う。