2003-11-26 ◆Bajaj、国際ビジネスに本腰 【プネー】インドのトップ二輪・三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)はASEANにおけるバイク・ベンチャー、インドネシアにおける三輪車の製造、そしてラテン・アメリカ市場の開拓を梃子に世界のBajajに変身することを目指している。 エコノミック・タイムズが11月24日報じたところによると、BALのRajiv Bajaj重役(MD補)は同紙に以上の抱負を語った。それによると、BALは地元パートナー、PT Abida Rajjaと合弁を組み、次期会計年度の操業開始を目指し、2、3ヶ月中にジャカルタ付近に小規模な三輪車の製造施設を設ける。三輪車は完全ノックダウン(CKD)キットから製造され、初年度(2004-05)に3000台の販売を目指す。同工場はバイクの製造も手掛け、その後CKDキット方式により第三国にも輸出する。しかし同事業はASEANバイク・ベンチャーとは別個のものである。溶接やボディーの塗装と言った作業や一部のコンポーネントは、現地で調達する。投資額や出資率等の詳細は明らかにされなかった。 BALは、以上の計画と平行してASEANモーターサイクル事業を進める。こちらも地元パートナーと手を組みCKDキットからの組み立て方式が採用される。Rajiv氏はロケーションを明らかにしなかったが、フィリピンに拠点が設けられるものと見られる。 ASEANにおけるモーターサイクル事業を、インドネシアにおける三輪車事業と別個に進めるのは、ターゲットとする市場と製品、そして優先課題が異なるため。三輪車はBAL独自の製品だが、モーターサイクルは、既にASEANに進出しているパートナーの川崎の事情を配慮する必要がある。 世界市場の開拓は同社にとって今後の主要課題であり、今年(2003-04)は製品の10%を輸出する計画だが、年間3000万台の世界市場からすれば、将来は国内販売1台に対し、5台を輸出する必要がある。 しかし同社はBALの商標抜きでコンポーネントを輸出する考えはない。このため250-650ccエンジンの輸出計画は依然検討段階にある。同氏としてはエンジン輸出に依然として確信がもてず、インダストリー・セグメントに身を置くことを好まない。それは製品をコモディティー化することにほかなならない。同社にとって主要な課題は個々の顧客を満足させることにある。 したがって同社は川崎にのみコンポーネントを輸出、それ以外の企業に納入する考えはない。目指すものは収益であり、ボリュームではない。このためバイク及び三輪車の完成品、取り分けハイエンド製品の輸出に照準を合わせると言う。