2003-12-19 ◆ヒロー、ドイツ自動車デザイン会社の買収準備 【ニューデリー】Heroグループは、自動車に関連したデザイン/エンジニアリング領域のドイツ企業の買収を計画、英国のエンジニアリング・コンサルタント会社Les Lorenceに調査を委託した。 エコノミック・タイムズが12月18日伝えたところによると、Les Lorenceは既に選考対象を10社に絞り、検討を進めている。これらドイツ企業の年商は800万-5000万米ドルで、一連の作業は来年2月までに完了する見通しだ。ヒロー・グループは傘下のHero Global Design (HGD)を通じ、自動車エンジニアリング&デザイン領域における国際的プレゼンスの確立を図っており、ドイツにおける企業買収計画もその一環。 最近、イタリアの二輪車メーカー、Apriliaからスクーター3モデルのデザイン&エンジニアリング契約を獲得したHGDは、Apriliaに自社の少数権益を売却する交渉を進めている。これらのスクーターはインド及び世界市場において同時に発売される。ApriliaはHero Motorsとの合弁会社を通じて、その二輪車をインド市場に投入する。 Hero MotorsのPankaj Munjal重役(MD)によると、ドイツ企業の買収を通じ、HGDは欧州の自動車メーカーにアクセスできる。ドイツのエンジニアリング技術とインドの低コストを結合するなら、より大きなシェアを獲得できる。HGDは、ドイツ企業の買収を通じ、労働集約的なロー・エンド・デザイン&エンジニアリング・ジョブからハイエンド・ジョブへの飛躍を図る。 海外企業の買収と新規輸出契約の獲得を通じ、向こう5年間に年商400クロー(US$8787万)の達成を目指す。HGDの2003-04年の年商は18-20クロー(US$395万-439万)と見積もられる。Apriliaの契約獲得により、突破口が開かれ、これにより欧州の他の二輪車メーカーも同社との契約に関心を抱くものと期待される。欧州の二輪車会社はデザイン&エンジニアリング業務をインドでアウトソーシングすることにより30%以上コストを節約できる。 企業買収はグループ傘下の投資会社とグループの持ち株会社Hero Cyclesのコンソーシアムを通じて実行される。HGDは最近米国にオフィスを設け、新規契約の獲得を図っており、将来米国でも同様の企業買収を行う可能性が有ると言う。