2004-01-30 ◆新モデルに牽引されスクーター市場に復調の兆し 【ムンバイ】各社が先を争って新技術を装備した新製品を投入したことが幸いし、スクーター市場に復調の兆しが生じている。 エコノミック・タイムズが1月24日報じたところによると、新参のHonda Motorcycle and Scooter (HMSI)は2003年4-12月期にそのシェアを前年同期の16%から33%に拡大、市場規模も前年同期の65万台から66万台に僅かに拡大した。 しかしこれまでスクーター市場をリードして来たBajaj Auto Ltd(BAL)のシェアは前年同期の40.5%から25%に後退した。ここ数年モーターサイクル・セグメントに力を傾注して来たBALは、今会計年度中に一連の新製品を発売、スクーター市場におけるシェアの挽回を図る方針だ。 150ccのマニュアル・ギア・スクーター“Eterno”を発売、BALの牙城に侵攻したHMSIは、発売後1ヶ月で一定の販売量を達成したようだ。 これに対してBALは2005年初に自動変速スクーター“Wave”を発売、HMSIの“Activa”に挑戦する構えだ。BALはこの他、2005年中に別にスクーター2モデルを発売する計画だ。Waveは、発売当初3ヶ月間に約5000台の販売が目指されており、アナリストによると、同モデルはActivaからシェアを奪還し、BALのスクーター販売の下降に歯止めをかけるものと予想される。 他のプレーヤーを見ると、TVSの2003年4-12月期のスクーター市場シェアは、前年同期の18%から21.8%に回復、LMLのシェアは8.43%から4.18%に下降した。Kinetic Motorも11.6%から10.4%にシェアを縮小させたが、姉妹会社のKinetic Engineeringは3.9%から4.8%に挽回した。 モーターサイクルが依然二輪車市場全体の77%のシェアを占めているが、自動変速スクーターのシェアが12%と、初めて2位に浮上、以下、マニュアル・ギア・スクーター5%、モーペッド5%、ステップスルー1%と続く。 BALは新CVTモデル等、新製品の発売を予定、TVS、Kinetic、HMSI等は自動変速スクーター・モデルを一層拡張するものと見られる。 目下、自動変速スクーターの価格は、65cc、スモール・ホイール・ベースのものが2万5000ルピー、大型ホイール・ベースのものが3万5000ルピー台だが、アナリストは今後後者が自動変速スクーター市場の牽引役を務めるものと予想している。モーターサイクルが二輪車市場の主役であることに変わりはないが、自動変速スクーターは女性、ティーンエイジャー、高年層の関心を引き、市場シェアを一層拡大する見通しと言う。