2004-02-18 ◆Bajaj、ASEAN市場開拓で川崎と合意 【ムンバイ】地場二輪・三輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、ASEAN市場を共同開拓することで技術パートナーの川崎と合意に達した。 エコノミック・タイムズが2月16日伝えたところによると、BALは、同社製二輪車のフィリピンにおける独占販売権を川崎の現地合弁会社Kawasaki Motor Philippinesに付与、先ずモーターサイクル3モデル-BYK/Caliber 115/Wind 125-をフィリピン市場に紹介する。Kawasaki Motor Philippinesは、これらのモデルを傘下65店のディストリビューター網を通じ“Bajaj”商標で販売する。これは国際市場向け二輪車をインドで調達する川崎の世界戦略の一環でもある。 BALのRL Ravichandran副社長によると、フィリピンは川崎/BALタイアップのテスト市場で、両社の提携は今後東南アジアの他の地域や南アメリカにまで拡張される。 当面、フィリピンには完成車が輸出され、初年度に3500-4000台の販売が目指される。しかし完成車には30%の輸入関税が課されることから、出来るだけ早い時期に完全ノックダウン及びアセンブリー方式に転換する。 フィリピンでは年間30万台の二輪車が販売されており、その内の75%余りがステップスルーで占められている。同社の3モデルは750-1000米ドルで販売され、フィリピンにおけるステップスルーの平均価格を若干上回る。 一方、BALはインドネシアの現地ディストリビューダー、PT Abdi Raharjaと合弁交渉を進めている。後者はGobelグループのメンバーで、BALは同社との合弁を通じ製造拠点の構築を目指す。同合弁会社を通じ先ず三輪車、その後モーターサイクルを販売する計画だ。インドネシアの二輪車市場は200万台にのぼり、中国、インドに次ぎ、世界第2位にランクされる。しかし同市場の95%はステップスルーで占められている。 BALの戦略は、フィリピンにおける川崎との提携に続く、インドネシアにおける製造拠点の構築によりASEAN地域に強固なプレゼンスを築くこと。ASEANに続くターゲットはブラジルで、同国の二輪車市場は100万台近い規模を有する。今会計年度内にブラジルに製造施設を設けることを検討している。 昨年(2002-03)は通年で二輪・三輪車9万4241台を輸出、今会計年度の輸出目標は、当初発表の12万6000台から15万台に上方修正したと言う。