2004-03-05 ◆今夏のエアコンはコスト高に 【ニューデリー】過去4年間にわたり下降の一途を辿って来たエアコン価格が今年の夏は上昇に転じる見通しだ。 ビジネス・スタンダードが3月3日報じたところによると、価格上昇の主因は前例のない鉄鋼の値上がり。スチールはエアコン価格の8-10%を占める。過去1年間にスチール価格はほぼ100%上昇、エアコン・メーカーはコスト上昇は顧客に転嫁する他ないとしている。 マーケット・リーダーLGは、全てのモデルを一律1000ルピー値上げするもようで、日立は5-7%の値上げを予定、Samsungは既に20%値上げした。サムスン幹部によると、向こう数週間に多少下方修正する可能性も有るが、昨年を上回るレベルに維持する。これら3社だけで、2003年に販売された85万ユニットのエアコンの50%以上のシェアを占める。 インドのエアコン市場は今年30%の成長が見込まれ、値上げはこうした成長に影響しないものと予想されている。今年2月のエアコン販売は1万8000ユニットと、昨年同月の1万2000ユニットに比べ30%増加した。2003年のエアコン販売は25%の成長が期待されたが、多雨に祟られ、前年比15%の成長にとどまった。 売上げの好成長が予想される中で、メーカーらは一連の新製品の発売を予定している。今夏30の新モデル発売を予定するLGは、通年の販売目標を昨年実績の28万ユニットを60%近く上回る40万ユニットに設定している。サムスンはこの夏、Hurricaneと称するシリーズの1.5トンと2トンのスプリット・エアコンを発売する計画だ。 しかし消費者用電子製品テレビジョン製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and Television Manufacturers Association)のSuresh Khanna事務局長は、「国内のエアコン製造能力は125万ユニットを超え、2001年以来拡大していない。2003年の販売量は85万ユニット前後だった。設備能力の過剰と競争過熱から今回値上げされた価格水準が維持されるのはそう長いことではないだろう」と指摘した。