2004-03-31 ◆前例のない3月の需要にエアコン・メーカー当惑 【ニューデリー】より多くのブランド、より多くのオプションが出現する中で、消費者は昨年よりも数ドル余計支払うだけで今年のサマーシーズンを快適に過ごすことができる。しかしエアコン・メーカーは、バイヤーがその購入計画を今直ちに実行するのか、1ヶ月先に延ばすのかを見定めかねている。 エコノミック・タイムズが3月29日伝えたところによると、今年はサマー・シーズンが例年になく早く訪れたことから潜在的需要が見込まれるものの、大部分のエアコン・メーカーはそのプロモーション及びセールス計画をしまい込んだまま、本格的販促を開始していない。また一旦公表したセールス・オファーを、本格的シーズン到来に備え引っ込めたものもある。 マハラシュトラ州Mumbaiの電子製品小売チェーン、Vijay SalesのNilesh Gupta氏は、「エアコン会社が例年より1ヶ月早く需要が拡大した北部地区に優先的に製品を供給したことから、市場には供給不足が生じている」と語った。 デリーの別のディーラーによると、LGは他社に先駆け1.5トン・キャパシティーのエアコンを、分割払い方式を組み込んだホリデー・パッケージと電気湯沸かし器をセットに1万7500ルピーで発売したものの、2日前に同ホット・オファーを停止した。LGエアコン部門のSalil Kapoor製品主任によると、同オファーは、シーズン前の需要創出を目指したもので、所期の目的を果たしたため、停止した。東部と南部の一部市場ではスプリット・エアコンに電子レンジをセットにしてオファー、同プロモーションは継続している。また全製品カテゴリーをカバーするスクラッチ・カード・プロモーションも続けている。スクラッチ・カード・スキームはインド・パキスタン・クリケット・シリーズにもリンクしていると言う。Samsungもエアコン購入者にSwatchブランドの腕時計を進呈する販促を行っているが、今のところ市場は全般に静まりかえっている。VoltasのK J Jawa副社長は、「需要は既にそこに存在するため現時点で特別なオファーをする必要はない」と語った。