2004-04-02 ◆第3四半期のGDP成長率10.4%マーク 【ニューデリー】インドの国内総生産(GDP)成長率は2003-04年第3四半期に10.4%を記録、第1四半期の5.7%、第2四半期の8.4%を上回り、景気回復を裏付けた。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが4月1日報じたところによると、この結果年初9ヶ月(2003/4-12)を通じたGDP成長率は8.2%と、前年同期の4.1%を上回り、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)が今年2月9日に発表した通年の成長見通し8.1%も僅かに上回った。 第3四半期の10.4%のGDP成長は主に農林水産部門の16.9%の成長に牽引された。農林水産部門は前年同期には9.8%のマイナス成長に陥っていた。良好な雨期が到来したことからカリフ(kharif:初冬収穫作物)の作柄は、前年に比べ米が22.3%、雑穀(coarse cereals)が38.3%、豆類が32%、脂肪種子が84.4%、それぞれアップした。綿花も42.1%の増産が見込まれている。農業省はラビ(rabi:春先収穫作物)シーズンも豊作を予想しており、第4四半期の農林水産業の成長も二桁が見込まれている。 こうした点から見て、2003-04年通年のGDP成長率は当初予測の8.1%を上回りそうだ。 第3四半期のGDP成長は決して農業部門のみの好調に依存している訳ではなく、工業部門も6.5%の成長を見た。とは言え前年同期の6.8%の成長率には及ばなかった。工業部門の中では製造業が7.4%と、最高の伸びを記録、前年同期の6.9%の伸びを上回った。しかし鉱業部門と建設部門の伸びは鈍化した。他の部門では、電気/ガス/水道が5.2%、建設が5.1%、貿易・ホテル・運輸・通信が13.1%、金融・保険・不動産・ビジネス・サービスが7.7%、それぞれ成長した。建設部門の中ではセメントが5.6%(9.7%)、鉄鋼完成品が7.1%(9.1%)の伸びを見た。 またサービス部門の成長率は今年に入って以来、第1四半期7.6%(7.2%)、第2四半期9.8%(7.8%)、第3四半期9%(6.8%)と、前年同期(括弧内の数字)の伸びを何れも上回った。 経済の復調は幅広い部門にわたっており、決して農業部門のみに支えられている訳ではないことが窺える。