2004-04-23 ◆ニッケル価格、今年来の最低マーク 【ムンバイ】国内市場におけるニッケル陰極価格は20日、供給が比較的安定していたのに対して、ステンレス・スチール業界の需要が軟化したことから、キロ当たり675ルピーと、今年に入って以来の最低をマークした。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月21日報じたところによると、国内ニッケル価格は今年1月5日にロンドン金属取引所(LME)の取引に連動、キロ当たり1001ルピーの過去最高をマークした。ニッケルは主に防錆加工ステンレス・スチールの製造に用いられる。 輸入業者筋によると、国内価格はLMEの値動きに連動して変化するが、国内ステンレス・スチール業界の需要が軟化したことから、一層顕著な下降を見た。ムンバイにおけるニッケル陰極価格は1月5日のキロ当たり1001ルピーから4月20日の675ルピーに321ルピー、32%の落ち込みを見た。これに対してLMEのスポット価格は1月6日のトン当たり1万7770米ドルから4月16日の1万2750米ドルに3940米ドル、24%下降した。 しかしステンレス・スチール業界の需要回復に伴い、ニッケルの国際価格と国内価格は共に間もなく値上がりに転じる見通しと言う。中国の鉄鋼メーカーは米国、ブラジル、オーストラリアに工場を設け、需要の拡大に応じる計画とされる。