2004-05-21 ◆三菱、家庭用エアコン市場開拓に本腰 【ムンバイ】三菱は、過去数年インド家電市場で目立った動きを見せていなかったが、年間100万ユニットのルーム・エアコン市場の開拓に本腰を入れる構えを見せている。 ビジネス・スタンダードが5月19日報じたところによると、1996年にグジャラート州Baroda拠点のAir Command Industriesと手を結びインド市場に初めて進出した三菱は、さしたる成果を上げられず、4年前にマハラシュトラ州Mumbai拠点のNova Industriesとインド市場にその製品を紹介する独占契約を結んだ。しかし不十分なマーケッティング及びディストリビューション網がネックになり、インド市場にそれ自身のニッチを開拓するには至らなかった。 こうした中で三菱は、Nova Industriesのマーケティング及びディストリビューション網の強化を通じ、全国規模のブランド認知の確立を図るとともに、一連のスプリット・エアコン・モデルを紹介、年間30万ユニットのスプリット・エアコン市場に橋頭堡を築くことを目指している。 現在三菱の製品は西部の一部の地域で販売されているに過ぎない。Novaは三菱製エアコンをタイ工場から輸入しており、今年はスプリット・モデル3000ユニットの販売を目指している。三菱のルーム・エアコンは0.8-2.5トン、価格は3万2000-7万ルピーと、プレミアム・セグメントに属している。目下のところプレミアム・セグメントは日立、ダイキン、ナショナル等の日本製により支配されており、大衆製品市場はLG、Voltas、Carrier、Samsung等がメイン・プレーヤーを務めている。 スプリット・エアコン市場は2003年には29.5%の成長を見、ルーム・エアコン市場全体の15.3%の成長を上回った。向こう5年間にはスプリット・エアコンがルーム・エアコン市場全体の50%のシェアを占めるものと予想され、多くのプレーヤーが同市場に殺到している。