2004-05-31 ◆インド農民を国際プレーヤーに:新農相 【ムンバイ】新政府は、国内需要を上回る生産能力を有する農業領域で、インド農民が国際プレーヤーになることを望んでいる。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月30日伝えたところによると、民族主義会議党(NCP:Nationalist Congress Party)出身のSharad Pawar農業相は29日記者会見し、以上の目標を明らかにした。それによると、インドは多くの農業領域において余剰生産能力を有する。国はこの種の領域の農民がグローバル・プレーヤーになることができるよう必要なインフラを提供する義務がある。中でも十分な金融支援を提供する必要がある。 統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政府は『共同優先プログラム(CMP:Common Minimum Programme)』に、農業研究・普及活動(agricultural research and extension)/農村インフラ/灌漑領域における公共投資の拡大に加え、向こう3年間に農村部への信用供与を2倍に拡大することを掲げている。 現在、農村部に対する信用供与額は7万3600クロー(US$162.47億)で、今年内に別に3万クロー(US$66.23億)を供与せねばならない。 一部の地域では単位面積当たりの収量低下を来しており、新政府は農業クレジットと水供給の拡大を通じて同問題の克服を図る。中央政府、州政府、そして銀行界は、こうした面で手を携え、以上の目標を達成する必要がある。 工業部門では改革が進められているが、農業部門の改革はほとんど見られない。このため新たな方向が打ち出されねばならない。UPA政府は、小規模農民が直面する問題を注意深く観察し、支援を提供する。CMPはまた農民が抱える負債と高金利問題に対処することを明記している。 インド政府は次期世界貿易機関(WTO)会議において農業問題を取り上げ、詳細な論議を行う。一部の大国は途上国に圧力をかけ、それ自身の利益保護を図っていると言う。