2004-06-23 ◆RIL、スチレン製造にUS$2億投資 【ムンバイ】Reliance Industries Ltd (RIL)はグジャラート州Jamnagar製油所においてインド企業としては初めて合成樹脂原料スチレンの製造を開始した。 インディアン・エクスプレスが6月20日、RIL幹部の言として伝えたところによると、最終的に年間50万トンを製造、内4万トンを国内市場に供給、残りを輸出する。同目標を実現するには約2億米ドルを投資する必要があり、内部準備金で賄う。 石油製品や天然ガスの副産物、スチレンはポリスチレン(PS)/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)/スチレン・アクリロニトリル(SAN)/スチレン・ブタジエン・ゴム(SBR)/ラテックス/不飽和ポリエステル樹脂の構成要素で、食品容器/包装材/自動車・ボート・コンピューター・ビデオ機器・通信機器部品等の製造に用いられるポリマーやプラスチックの原料として知られる。 インドはこれまでスチレンの国内需要は全て輸入品により賄ってきた。世界的には中国と中東が主要産地として浮上しており、中東製品の価格が中国製品を下回る。このためインドは主に中東から輸入している。GEはルイジアナ州Carvilleに世界最大規模のスチレン・モノマー製造施設を擁する。 RILは中東製品の価格と同レベル、したがって中国や他の極東諸国の製品の価格を15-20%下回る価格で、供給する計画だ。 一方、RILはジャムナガル製油所でモノエチレングリコール(MEG)を大量生産する可能性を検討している。しかし具体的生産量は未定。 スチレンとMEGは付加価値製品で、RILは製油所を総合化したことにより、その生産が可能になったと言う。