2004-06-25 ◆バジパイ前首相、BJPリーダーシップ放棄示唆 【ムンバイ】ヒンドゥー主義の総本山民族奉仕団(RSS:Rashtriya Swayamsevak Sangh)内部の執拗な批判に直面するAtal Bihari Vajpayee前首相は23日、インド人民党(BJP)リーダーのポストを返上する意向を示唆した。 ザ・ヒンドゥーとインディアン・エクスプレスが6月24日伝えたところによると、最近の総選挙で惨敗した後、バジパイ氏を中心とするBJP指導部の責任を追及する声が生じたが、バジパイ氏が、グジャラート州のNarendra Modi首席大臣や同州で発生した反イスラム暴動に対する批判的発言を行ったことから、RSSの中核グループ、サング・パリワール(Sangh Parivar:家族組織)とBJP指導部の確執が一層高まった。 こうした中、RSS傘下の出版会社Vivekにより出版されたバジパイ氏に関する新書の発表会の席上、バジパイ氏の支持者らは「アッタル・バジパイの出番(Abki bari Atal Bihari)」と言う有名なスローガンを高唱し、歓呼したが、これに対してバジパイ氏は「もう自分の出番ではない。十分だ(Aata Nako Bari. Pushakal Jhale)」と述べ、「自分は初めて攻撃を受ける羽目になったが、この本は私に慰めを与えてくれるだろう」と、リーダーシップを返上する考えを示唆した。 BJP理事会はこの日、党員に本来の主義・理想に立ち返り、開発に対する誓いを新たにし、組織の欠陥を克服、党勢拡大を図り、国民会議派に率いられる新政府の矛盾と欠陥を精力的に暴き立てるよう求める決議を採択した。しかしAyodhyaにおけるラーマ寺院の再建、ジャム&カシミールに特別待遇を認めた憲法370条(article 370)の廃止、統一民法(Uniform Civil Code:人種宗教の相違を排除した民法)の制定等、ヒンドゥトゥバ(Hindutva:ヒンドゥー性)の中核思想に関わる諸問題は再度棚上げされた。