2004-07-05 ◆中央政府、4州知事を解任 【ニューデリー】APJ Abdul Kalam大統領は先週金曜(7/2)、インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)及び民族奉仕団(RSS:Rashtriya Swayamsevak Sangh)を背景にした4知事を解任した。これに伴い政府と野党陣営の政治摩擦が高まりそうな雲行きだ。 インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが7月3日報じたところによると、これら4知事とは、ウッタルプラデシュ州のVishnu Kant Shastri知事、グジャラート州のKailashpati Mishra知事、ハリヤナ州のBabu Parmanand知事、ゴア州のKidar Nath Sahni知事。 中央政府は以上の人事に関して公式のコメントを行っておらず、ラジャスタン州のMadan Lal Khurana知事やビハール州のRama Jois知事は、少なくとも今回は解任を免れた。 大統領府発表のコミュニケによれば、マハラシュトラ州のMohd. Fazal知事がゴア州知事を、マドヤプラデシュ州のBalram Jakhar知事がグジャラート州知事を、パンジャブ州のOm Prakash Verma知事がハリヤナ州知事を、ウタランチャル州のSudharshan Aggarwal知事がウッタルプラデシュ州知事を、それぞれ兼務することになった。 国民会議派幹部は以上の人事に関して、「4州知事の解任は、特定の政党に属していたからではなく、長期にわたりサング・パリワール(Sangh Parivar:家族組織と称されるRSSの先鋭グループ)と行動をともにして来たため」とコメントしている。 政府は、これ以前に問題の知事に対し、非公式に辞任するよう求めたが、知事らは政府の申し入れを拒絶しただけでなく、一部のものは公開の場で政府を非難した。このためManmohan Singh首相は水曜(6/30)、Shivraj Patil内相とともに大統領と会見、同問題を討議したとされる。 今回の知事解任は、BJPに率いられる野党陣営が月曜(7/7)にスタートする予算国会における汚職閣僚の追及を準備していた最中に生じたことから、国会内外における与野党の攻防を一層熾烈化させるものと予想されている。