2004-08-04 ◆地元海運会社、トン税制度に乗じ船団拡張 【ムンバイ】トン税制度が導入されることになったことから、第2線級の地元海運会社も新制度に乗じ船団拡張資金の調達に乗り出した。 インディアン・エクスプレスが8月3日伝えたところによると、Shreyas Shippingの取締役会は1億米ドルの借款を承認、SKS Ship(旧社名Shahi Shipping)は銀行と150クロー(US$3244万)の借入契約を結んだ。 Shreyas ShippingのSK Shahi会長兼MDは以上の消息を確認するとともに「借入は向こう30ヶ月間に多目的輸送船6隻を購入する資金に充当する」と語った。それによるとこれらの船舶には何れも50トン・クレーン2基が装備され、載貨重量は各3500トン(DWT)。同社のAnil Devli重役(CEO)は「元々船団の拡張を計画していたが、トン税制度は、計画に拍車をかけた」と述べた。アナリストは、「Shreyas Shippingは最近その負債を完済したばかりの負債ゼロ企業で、今回の借入は、こうした健全な財政基盤を梃子にしたもの」と語った。 これ以前には、Mercator Linesが船団拡張のため私募を行っており、最近、株主割り当て計画を発表したVarun Shippingも、さらにシンガポール市場で預金証書の発行を通じた資金調達を準備している。 業界観測筋は、「第一線級の海運会社、Shipping Corporation of India (SCI)、GE Shipping、Essar Shipping等は、これ以前から船団の増強を図って来たが、トン税が導入される中で中堅クラスの海運会社もこうした潮流に加わりつつある」と指摘した。