2004-08-11 ◆インプット・コスト上昇で耐久消費財近く値上がり 【ムンバイ】今年の祝祭日シーズンに耐久消費財を購入する消費者は、多少高めの製品を購入するか、少なめの景品を手にするか、値引きの恩恵に浴する機会を逸することになりそうだ。 エコノミック・タイムズが8月9日伝えたところによると、スチール、ガラス、アルミニウム、運送費等の上昇やルピー相場の下降から耐久消費財メーカーは値上げを検討している。 LG ElectronicsのSanjeev Jain重役(GM補)は「我々はコスト吸収が困難なことから、今月初めから既に値上げを行っている」と語った。業界筋によると、メーカーは景品や値引きを取りやめ、一部のものはさらに5-6%値上げしている。 Mirc ElectronicsのV Chandramouli副社長は「これ以上コストを吸収することはできない。価格に見直しを加えるため、状況を注視している。明らかなことは値下げは過去の歴史になり、消費者は最早無料なものは何一つ手にすることができないと言うこと」と語った。 競争が熾烈化する中で耐久消費財メーカーは販売ボリュームを拡大するために僅かなマージンに甘んじて来た。 市場調査会社ORG-GFKのBhuwan Singh取締役補は、「LGは依然としてアバブ及びビロー・ザ・ライン・キャンペーンを展開するとともに値引きや景品をオファー、ボリューム・レースを続ける可能性が有るが、他社については値引きや無料進呈を止めるか、譬え続けても及び腰になるだろう」と見通した。 山水ブランドを手掛けるKitchen AppliancesのAnil Khera重役(COO)は「最近の教育税導入に伴い僅かな値上げを行ったが、吸収不能なインプット・コストの上昇から近く一層の値上げをせざるを得ない」と語った。 ElectroluxのAjay Kapilaマーケッティング主任は「市場動向を注視し、今後の手だてを検討する」と述べている。 需要が依然旺盛なことからも、耐久消費財メーカーらは、値下げや値引きで顧客を奪い合うことを控えるもの見られる。ワールド・カップ・シリーズが催された2003年に顕著な成長を記録した耐久消費財産業は、2004年6月には全体として二桁成長を維持した。 ORG-GFKの報告によれば今年上半期(2004/1-6)には、カラー・テレビジョン(CTV)販売が量的に-4.8%、額で-12%、冷蔵庫が量で-0.7%、額で-4%と、何れもマイナス成長を記録したものの、6月に限っては全体として21%の成長を遂げた(何れも暫定予測値)。今年6月のCTV販売は27%以上、冷蔵庫は8%、それぞれ成長、エアコンと洗濯機の売れ行きも好調だった。Singh氏によると、都市郊外(Semi-urban)と農村はマスエンド製品の成長に、都市はハイエンド製品の伸びにそれぞれ寄与したと言う。