2004-08-13 ◆インド鉄鋼生産コスト、低い方から世界第6位 【ニューデリー】インドにおける1メートル・トン当たりの鉄鋼製造コストは421米ドル(税を除く、以下同様)と、国別では世界的に低い方から6番目にランクされる。 エコノミック・タイムズが8月10日、World Steel Dynamicsの2004年度最新レポートを引用し伝えたところによると、中国における同コストは313米ドルで世界最低。以下ロシア、ウクライナ、ブラジル、インドの順。最高はドイツの527米ドルで、英国の490米ドルがこれに続く。概して欧州総合鉄鋼プラントの製造コストは米国のそれを上回る。 原料コストの総生産コストに占める比率はロシアが84%と、最高で、ドイツの63%が最低。労働コストが総生産コストに占める比率は中国が7%と、最低で、米国の26.7%が最大。財務コストが総生産コストに占める比率はカナダの7%が最低で、インドの17.3%が最高。財務コストには金利や減価償却費が含まれ、世界的には総コストの5-15%を占める。労働コストは同15-25%、材料コストは同60-80%となっている。 しかし、生産コストだけでは鉄鋼価格の動向を把握することはできない。何故なら各国政府により課される各種の税が、鉄鋼価格の大きな部分を占めるため。 仮に最近値上げされたインドにおける鉄鋼価格500-1000米ドルを、先のインドにおける生産コスト421米ドルと比較するなら、鉄鋼メーカーは少なくとも19%のマージンを享受していることになる。