2004-08-23 ◆日産、投資拠点物色 【ムンバイ】日産は、完成車(CBU)輸入方式によりインド市場への進出を図る一方、外国投資促進局(FIPB)と初歩的協議を行い、投資拠点を物色しているもようだ。 ビジネス・スタンダードが8月20日報じたところによると、日産の志賀俊之常務は同紙の質問に対する明確な回答を避けたが、消息筋は日産が既に複数の州政府と関係交渉を行い、地元パートナーとの合弁の機会も探っているとしている。 志賀氏は「インドに製造拠点を設ける可能性は否定しないが、依然としてインドの市場動向や顧客のニーズを調査している段階にある。大きな市場だけに、真剣な調査を進めている。競争の要になる諸国に事業を拡張するのは、日産の国際戦略でも有る」と語った。 同氏によると、インドは国際市場向け車両のコンポーネントをソーシングする拠点としての魅力を備えている。またバック・オフィス業務をアウトソーシングする可能性も検討している。インドにおけるアウトソーシングについては、日本企業はまだ米国企業のようにオープンではない。日産はインドの大きなビジネス機会に注目しているものの、戦略が固まっていないと言う。 当面はスポーツ多目的車のベストセラー“X-Trail”を武器にインド市場に橋頭堡を築き、その後乗用車、そして軽商用車セグメントの開拓を図るものと見られる。日産は、Cube、Cube Cubic、March等、いわゆるBセグメント・モデルを揃えており、これらをインド市場に紹介することができる。X-TrailはMumbai、Delhi、Chennaiの3つのディーラー店を通じて発売、価格は197万-238万ルピーに設定される予定と言う。