2004-09-08 ◆JSPL、鉄鋼年産能力を4倍に拡大 【コルカタ】石炭ベースの海綿鉄製造では国内最大規模を誇るJindal Steel & Power Ltd(JSPL)はチャッティースガル州Raigarh工場の年産能力を2006年までに200万トンに拡張する。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月5日報じたところによると、JSPLのV. Gujral副会長兼CEOはこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、年産能力を目下の50万トンから2004年12月までに100万トン、2006年までに200万トンに拡張する。以上の拡張計画の必要投資額は約2000クロー(US$4.32億)と見積もられ、借入と内部資金で賄う。250クロー(US$5406万)前後の海外借款を予定しているが、公募は当面計画していない。 JSPLは建設/鋼管/ガス/石油部門向けにその製品を提供、条鋼セグメントではJFEエンジニアリングの技術支援下にレール、H型鋼(H-beams)、鋼柱(columns)を製造、将来は鋼板の製造も計画している。その手掛ける製品の国内市場シェアは現在24%だが、2005年3月までに40%に拡大する見通しだ。 この他、チャッティースガル州電力局(CSEB)に100MW(メガワット)の電力を供給、またCSEBを通じ間接的にグジャラート電力局(GEB)にも電力を供給している。 国内鉄鋼市場は、インフラ/発電/天然ガス/住宅/石油/石油化学部門の成長に支えられ、今後も好調を維持する見通しだが、同社はこれらの部門全てに製品を供給している。このため大きな成長の機会が存在し、設備能力を4倍に拡大する方針を決めた。とは言え中国等からの低廉な輸入品との競争の脅威も存在する。 JSPLの2004年3月期純売上は前年の988.72クローから1419.17クロー(US$3.069億)に、輸出売上も中国、ドゥバイ、シンガポール、サウジアラビア等向け鉄鉱石と鉄骨(structurals)輸出の好調に支えられ、前年の3.59クローから81.44クロー(US$1761万)に、それぞれ拡大した。今会計年度の輸出売上はさらに200%の伸びが期待されると言う。