1995-10-05 ◆<星>トヨタ、ベンツに肉薄:自動車販売レース 【シンガポール】メルセデス・ベンツは年初9カ月を経た段階で依然シンガポールにおける自動車販売トップ(3881台)の座を維持しているが、カローラ新モデルを投入したトヨタ(3745台)が第3四半期には1449台を販売、今年初以来四半期ベースで初めてベンツ(1290台)を追い越した。 ベンツがEクラスの新モデルを市場に投入するのは来年初になるため、第4四半期の成績次第ではトヨタが通年の販売台数でトップに返り咲く可能性も予想されている。高級車と中級車のカテゴリーでは両社が他を圧倒しており、全カテゴリーを通じて3位につけているニッサンの年初9カ月の売上は1937台とトヨタの2分の1に過ぎず、高級車カテゴリー2位のBMW(1055台)とベンツの差は更に大きい。小型車のカテゴリーではスズキ(1718台)が60%のシェアを占めているが、日本サイドが小型車の製造を停止する方針のため、その地位は追って他社に奪われそうだ。昨年全カテゴリーを通じて第3位のホンダはこれまでのところ6位(1691台)につけており、シビックの新モデルを最近投入したものの、今年末までに失地を挽回するのは困難と見られる。 ベンツの代理を務めるサイクル・アンド・キャリジの自動車部門は半期に38%増の6840万Sドル、トヨタ代理を務めるボルネオ・モーターズ親会社のインチケープも半期に33%増の2820万Sドルの純益を計上している。(ST:10/4)