2004-09-27 ◆スズキ/MUL、5年内にUS$13億以上投資 【ニューデリー】スズキと同社が54%出資するMaruti Udyog Ltd(MUL)は向こう4-5年間に乗用車の新組立工場とディーゼル・エンジン製造施設の建設やMUL既存施設のアップグレード、更には研究開発(R&D)事業等に6000クロー(US$13.08億)以上を投資する方針を決めた。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが9月24日報じたところによると、MULの中西眞三会長(スズキ専務)は23日に催されたMUL取締役会議後記者会見し以上の消息を語った。 乗用車第2工場とディーゼル・エンジン製造施設をそれぞれ別会社として建設する他(別項参照)、MULがハリヤナ州Gurgaonに設けた既存工場に近代化・拡張工事を施し、R&D能力を強化、近代的テスト・トラックも設ける。既存工場は、年産35万台の設備能力を大幅に上回る50万台余りを製造している。 スズキはまたインドにおけるギアボックス製造事業の事業化調査を近く開始する。実行が決まれば、同事業はディーゼル・エンジン製造計画同様、Suzuki Metals Indiaにより手掛けられる。 大規模投資計画の下、MULの役割が低下する恐れがあり、多額の投資負担によりMULの業績が悪化することも懸念される。こうしたことからボンベイ証券取引所(BSE)におけるMUL株価はこの日、前日に比べ1.72%下降した。MULの内部準備金は目下、2000クロー(US$4.36億)。 しかし、MULのJagdish Khattar重役(MD)によると、複数の合弁事業によりリスクは分散され、ヘッジ効果も期待できる。またMULとスズキは品質、コスト、生産性等の面で互いに経験を分かち合い、相互に比較し合うことができる。新工場は単に製造を手掛けるのみで、マーケッティング、ディストリビューション、納入業者等は、既存のものが利用されるため、MULはこれらの稼働率を高められる。加えてMULは新モデルの開発や生産拡大等の面でスズキのR&Dリソースを利用できる。 中西氏によると、MULは来年Swiftを発売する予定で、同モデルはMULの既存工場で製造される。同モデルはプレミアム・ハッチバック・カテゴリーでHyundai Getzと競争することになると言う。