2004-10-22 ◆ホンダ/スズキ、三輪車市場に進出? 【ニューデリー】ホンダとスズキが、ハイ・マージンを享受する三輪車市場に揃って進出する可能性が予想されている。 エコノミック・タイムズが10月18日伝えたところによると、乗用三輪車市場におけるPiaggioの好業績やBajaj Auto Ltd(BAL)が三輪車ビジネスで享受する好収益に刺激され、ホンダとスズキは三輪車市場への進出を通じ、その足場を補強することを真剣に検討しているようだ。両社は、外国投資促進局(FIPB)から二輪車とスペア・パーツ事業の他に、三輪車ビジネスを手掛けることを認められている。 アナリストらによれば、仮にホンダとスズキが揃って三輪車市場に進出するなら、BALは、二輪車ビジネスの価格競争を乗り切るドル箱を奪われることになる。 しかしHonda Motorcycle & Scooter India (HMSI)オフィシャルは「当面、三輪車市場に進出する計画はない」と語った。消息筋は、「ホンダにしろスズキにしろ三輪車がモーターサイクルに先行するはずはない」と指摘、三輪車コンポーネント・サプライヤー筋も、「ホンダはBALの三輪車ビジネスに挑戦する意思は有るが、現状では具体的なことは何も決まっていない。ホンダもスズキも当面そのリソースを三輪車ビジネスに割くよりも、二輪車市場の足固めに専心するものと見られる」と語った。 とは言え、証券アナリストは、「ハイ・マージンを享受する三輪車ビジネスは、益々投資家の関心を呼んでいる。BALの三輪車ビジネスのマージンは30%以上にのぼるが、モーターサイクルとスクーターは10-15%の間を浮遊している。このため地元の二輪車メーカーTVSさえ、三輪車ビジネスに関心を高めている」と語った。同筋はさらに、「ホンダはタイの1-2トンのピックアップ市場に強力な足場を築いており、自由貿易協定(FTA)体制が確立するなら、同社にとって貨物車は賭けるに値するビジネス」と指摘した。 三輪車市場は今会計年度上半期に14%近い成長を遂げ、12万5000台から14万2000台に拡大した。