2004-10-25 ◆向こう一年間に小型乗用車市場の競争白熱化 【ムンバイ】インド乗用車市場は、向こう1年間に一連の新モデルが発売されるため、取り分けボリューム・セグメントの競争が過熱する見通しだ。 エコノミック・タイムズが10月23日報じたところによると、これまでに発売された大部分の新モデルはアパー・エンド・セグメントに属しており、市場のボリューム販売の80%近くを占めるA及びBセグメントはここ暫く比較的平穏だった。コンパクト・セグメントでは、Hyundai MotorがB+セグメントのGetzを9月に発売したが、それ以前に発売されたBセグメント新モデルはGeneral Motors(GM)のOpel Corsa Sailで、16ヶ月前のこと。 しかし今後2年間の状況は一変するものと見られる。GMはDaewooのかつてのヒット作MatizをChevroletバーナーの下に改めて発売する計画だ。イタリアのメジャー、Fiatはそのコンパクト・カー、Panda及びIdeaをインド市場に投入する事業化調査を行っている。インド自動車市場の10%のシェア獲得を目指すトヨタは、ダイハツ・ステーブルの小型車を2005年までに発売するものと見られる。Maruti Suzukiはボリューム・セールの決め手としてSwiftを発売する準備を整えている。 一方、セダンの値下がりがBセグメントとCセグメントの境界を不明瞭にしている。例えばFord Ikonの価格は今や多くのコンパクト・カー・モデルとほとんど差がなくなっている。マハラシュトラ州Mumbai拠点のディーラーは、「Ikonの値下げで、同モデルの中古車価格も急降下し、今やエントリー・レベルの代替品になっている」と指摘する。 乗用車市場は過去24ヶ月にわたり目覚ましい成長を遂げており、ムンバイ拠点の証券アナリストは、「一般に成長期の後には停滞と落ち込みが到来するが、現在そうした周期的落ち込みは予想されない。乗用車市場は過去10年年間平均13.5%の成長を遂げて来たが、向こう10年も同レベルの成長が維持されるだろう」と指摘した。インド乗用車市場は1993年の20万台から2003年の70万台に拡大、2004-05年には100万台の大台に乗るものと予想されている。