1995-10-10 ◆<星>Webパブリッシング・ビジネス盛況 【シンガポール】多くの企業がインターネットを利用するようになる中でインターネットWebパブリッシング・ビジネスがシンガポールでも盛況を呈している。 WebパブリッシャーはWebページの企画、デザイン、掲載等の面で他社がインターネット・ワールド・ワイド・ウェブを利用するのを支援する。これらの企業はその顧客から数百ドルから最大3万Sドルの料金を徴収しているが、たとえ数百ドルにしてもマージンは決して悪くないと言う。この4月に専門にWebパブリッシング及び関係コンサルタント・サービスを提供するポイント・パブリッシング社を新設したマックスインフォ・コミュニケーションズ社は1ジョブに付き50~400Sドルの料金を徴収しており、やはり最近設立されたばかりのTeraメディアの料金は1万~2万Sドルだ。 一方、国家コンピューター局(NCB)の元スタッフにより1年前に設立され、シンガポールにおける同ビジネスの草分け的存在のシルク・ルートの料金は1万5000~3万Sドル。アジア・オンライン・サービスも手掛ける同社創設者の1人ウォン・トゥンキン氏によると、顧客ベースは50社ほどで、その中には観光局(STPB)、ANAホテル、アジア・ビジネス・ニュース等が含まれる。同社はコンセプト・ラインの立案、アート・ワーク、プログラミング、完成品のホスティングまで、フル・レーンジのサービスを提供する。 シンガポール各紙の持ち株会社シンガポール・プレス・ホールディングズ(SPH)も1カ月前にスタートしたアジアワン・インターネット上でこの種のサービスを提供している。同社のパッケージ料金は1850Sドルで、同料金には1年間の掲載料も含まれ、顧客にはA4サイズ10枚分のデータ/グラフィックが提供される。SPH電子出版事業部のチア・チェンポー重役(アシスタントGM)は、「Webパブリッシングはパソコンとインターネット・アクセスさえ確保されれば、スタートアップ・コストはほとんどゼロでも可能で、500Sドルでサービスを提供するものも有るだろうが、多国籍企業がその種の企業に依頼するとは考えられない」と語る。サービス価格は様々だが、Webパブリッシングの品質の決め手は、デザイナーの創造性と言えそうだ。(BT