2005-02-14 ◆モーターサイクル市場の急成長でモーペッド凋落 【ムンバイ】過去4年間にわたるモーターサイクルの急成長で、一時流行したモーペッドやステップスルー(moped/step-thru=原動機付き自転車)は、タミールナド等の一部の州を除き影を潜めた感がある。 エコノミック・タイムズが2月8日報じたところによると、モーペッドおよびステップスルーの市場規模は過去3年間に54%縮小したが、既に市場規模が下限に達したこともあり2006年の落ち込みは鈍化するものと見られる。 モーターサイクル販売は過去10年間に年率27%の成長を遂げ、二輪車市場全体の成長率(11%)を遙かに上回った。この結果二輪車市場に占めるモーターサイクルのシェアは1996年の30%から現在の80%に拡大した。それとは対照的にマニュアル変速スクーターとモーペッドの販売はマイナス成長を記録、二輪車市場全体に占めるシェアも10年前の61%から9%に縮小した。 市場筋によると、エントリー・レベル・モーターサイクルの値下がりと低価格の中古モーターサイクルがモーペッドおよびステップスルーの需要を縮小させた。また女性の関心がモーペッドから自動変速スクーターにシフトことも、モーペッドの需要減退に拍車をかけた。加えてライダーの関心はよりハイパワーなモーターサイクルにシフトしている。 タミールナド州では依然、モーペッドが愛用されており、同州モーペッド市場におけるTVS Motor Company(TVSMC)のシェアは、過去10年間にKineticやMajestic Auto等のシェアを食い2倍以上の78%に拡大した。しかしTVSMCもモーペッドに投資することは最早経済的センスを有しないと述べており、Bajaj Autoの75ccステップスルーは急速に足場を失いつつある。 二輪車メーカーのマージンは、原材料コストの上昇や広告宣伝コストの増大で、下方圧力を受けており、2005年4月から導入される新排ガス基準もマージン下降に拍車をかけるものと見られる。メーカーらは、販売ボリュームの拡大、納入業者の合理化、コスト削減により、乗り切りを図るものと予想される。