2005-03-07 ◆中央政府、ゴアにプレジデンツ・ルール 【パナジ】Pratapsingh Rane首席大臣に率いられる国民会議派(Indian National Congress)政権は3日、ゴア立法議会において、Francisco Sardinha臨時議長の議長決裁権の行使により辛うじて17対16で議会の信任を得たものの、中央政府は4日、ゴア州にプレジデンツ・ルール(President's rule:インド憲法356条により定められた非常事態下の大統領専政)を敷いた。 ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが3月5日伝えたところによると、これは中央政府がジャールカンド州における政治危機も配慮し、ダメージを最小限に押さえる狙いから採用した苦肉の策と見られる。ゴアのインド人民党(BJP)州議会議員が全員辞職を表明し、全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)がジャールカンドとゴアにおける攻勢を強める中、中央政府はゴアにプレジデンツ・ルールを敷く方針を決めた。 中央政府は、ゴア州議会におけるRane首席大臣の信任動議が可決された数時間後、閣議を招集、以上方針を決めた。閣議後記者会見したShivraj Patil内相は、プレジデンツ・ルールを敷く閣議決定を明らかにするとともに、「ゴア州議会で演じられたものは、BJP前政権が行ったものと変わりない」と述べ、野党議員の投票を妨害した後、議長の決裁権を行使して信任動議を可決したRane政権の非を指摘した。この日の信任投票は僅か10分で可決されたが、その間統一ゴア民主党(UGDP:United Goan Democratic Party)のMathany Saldanha議員は拘束され、投票に参加できなかったと言う。