2005-04-06 ◆温家宝首相、インドとの自由貿易協定に期待表明 【北京】中国の温家宝首相は、インド訪問を前にPTI通信のインタビューに応じ「中国とインド間に自由貿易地域(FTA:Free Trade Area)の構築を目指すことはロジカルなアジェンダ」とし、両国が早急にFTAに関する事業化調査に着手するよう期待を表明した。 インディアン・エクスプレスが4月4日、温首相の言を引用し報じたところによると、両国間の貿易/経済関係は広さの点からも深さの上からも急速に成長している。二国間の貿易・経済関係を新たな段階に発展させる上からも、FTAはロジカルなアジェンダと言える。中国とインドの関係強化は両国のためばかりでなく、アジアの地域的経済統合を加速することにもつながる。このため温首相は「両国が早急にFTAに関する事業化調査に着手するよう望む」としている。 インドと中国の2004年の往復貿易額は136億米ドルと、10年前の13倍に拡大、100億米ドルの目標を早期達成した。インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)のデータによると、2003年にはインドは中国の20番目の貿易パートナーだったが、2004年には12番目に浮上した。そしてインドにとって中国は米国に次ぐ第2の貿易パートナーになった。 しかし、インドと中国の経済協力に関する合同研究グループ(JSG:joint study group)は先週完成したその報告書の中でFTAに照準を合わせた詳細な調査を行う必要を指摘しており、両国が自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreements)締結に漕ぎ着けるには、なお時間を要するものと予想される。したがって今週末、温家宝首相がインドを訪れた際、FTAや包括的経済協力協定(CECA:comprehensive economic cooperation agreement)が直ちに調印されることはないと言う。