1995-10-14 ◆<星>トレジャリー産業の利益半減 【シンガポール】シンガポールのトレジャリー産業の昨年の利益は11億5000万Sドルと、ピークを記録した1993年に比較して半減した。 シンガポール外為市場委員会の年次報告書によれば、世界的に厳しさを増したビジネス環境に影響され、各行の平均利益は704万Sドルに、前年比56%の縮小を見た。同年は調査対象に新たに15行が加わったが、平均利益の縮小はこうした点を配慮しても大幅なものと言える。利益縮小の主因はトレーディング・ロスで、この結果総営業額は21億3000万Sドルに、12億Sドルの縮小を見た。また外為取引の縮小に伴う大規模経営者の大幅な営業額の下降が目立った反面、小規模経営者の営業総額に占める外為取引及び通貨取引のシェアは安定を維持した。損失を計上した銀行の数は前年の9行から36行に増加、2000万Sドル以上の利益を計上したものの数は28行から14行に減少した。トレジャラーらは今年の外為収入の拡大を予想しているが、各行は支援スタッフの面で14%のコスト増に直面している。これは主に労働市場の逼迫と報告義務や管理業務の強化によるものと言う。(ST,BT:10/13)