2005-04-20 ◆昨年の医薬部門への外国直接投資6倍にジャンプ 【ムンバイ】インドに製品特許(product patent)時代が到来する中で、2004年の医薬(drugs and pharmaceuticals)部門への外国直接投資は前年の6070万米ドルから6倍の3億4000万米ドルに拡大した。 エコノミック・タイムズが4月18日、工業政策促進局(DIPP:Department of Industrial Policy & Promotion)のデータを引用し伝えたところによると、電子機器部門への外国直接投資が最大の8億6200万米ドルをマークしたが、同部門は電子ハードウェアから情報技術(IT)コンサルタントまで幅広い領域をカバーしている。電子部門を除けば医薬部門に対する外国直接投資額が最も大きい。また2002年4月から2004年12月の間に流入した外国直接投資の額でも医薬部門は、電子機器、運輸、サービス、テレコムとともにトップ5に列している。 政府筋によると、一般に情報技術(IT)関連部門がインドにおける外国直接投資の最大シェアを占めると考えられているが、今や状況は変化している。こうした変化は製薬/バイオ産業への外資誘致努力の奏功と言える。IT産業の成功を他の部門にも再現させるため、外資誘致に一層努める必要がある。 2002年4月から2004年12月の間に流入した外国直接投資を国別に見ると、モーリシャスが2億4160万米ドルでトップ、モーリシャスを通じた投資は2004年だけでも2億3800万米ドルに達した。 またプライベート・エクイティ・ファンド(Private equity fund)が主要な役割を担っており、Merlionは昨年Aurobindo Pharmaの3.5%権益を2000万米ドルで、TemasekとNewbridge CapitalはMatrix Labsの各7.73%権益をそれぞれ3840万米ドルで買収した。 この他、昨年10月にはエーザイが、220万米ドルを投じマーケッティング子会社をインドに設立、スイスの大手製薬会社Novartisの後発医薬品子会社Sandozも1300万米ドルを投じマハラシュトラ州Mumbai近郊Kalweに工場を建設した。 さらにBristol-Myers SquibbやMerckを含む複数の外資系製薬会社が、インドに営業拠点を設けるため投資を行っている。また既存の外資系製薬会社も事業拡張のため新規投資を行っている。